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会社経営において、なぜ、「組織」が必要なのでしょうか?
能力の高い人の中には、一人で全てできるから従業員は要らないと考える人もいるでしょう。
しかし、いくら能力の高い人であっても全ての業務を得意として行うことはできるのでしょうか?
どのような人であっても、得意な分野と不得意な分野が必ずあります。
能力の違う方それぞれが得意な分野において能力を発揮し、お互いの短所を補い合いつつ長所をさらに伸ばし、
相乗効果を発揮するために組織があるのです。
では組織であるためには、何が必要なのでしょうか?
アメリカの経営学者チェスター・バーナードは、
組織であるためには、3つの要件が必要であると説いています。
1つめは、コミュニケーションです。
組織であるためには、人と人とのコミュニケーションが必要であり、
雑談も立派なコミュニケーションの手段です。
2つめは、共通目的です。
組織であるためには、会社に属する人が同じ目的をもつ必要があります。
3つめは、貢献意欲です。
組織であるためには、お互いが助け合うという心を持つ必要があります。
これらの要件を満たすことで、ただの集まりである「集団」から
「組織」となり、一人の人間ではできない効果を生み出していけると考えられます。
(税理士 中小企業診断士 根津信之)
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